ローマン・ゴティエは、これまでのイメージを塗り替える、モダンなデザインを持つ新作「コンティニュアム」を発表した。16年以上にわたる、ブランドの発展を通して獲得したノウハウの結晶とも言える作品だ。
時分針がオフセンターに配置されたダイアルと、インデックスのアーティスティックなバランス、そして特に目を引くのは幾何学的な輪郭を描くベゼルとアクセントカラーで仕上げられたリュウズだ。2時位置に巻上げと時刻設定の役割を持つリュウズを配置し、手首の動きを妨げないようなスペースを確保している。この配置はローマン・ゴティエのモデルで初ではないが、リュウズに取り付けられたラバーのおかげで巻き上げやすくなり、同時に色のアクセントを与えている。
フリーダムコレクションの考えから誕生した新作
2005年に創業されたローマン・ゴティエの時計は、年間生産数約60本だ。すべてローマン・ゴティエ自身が設計した自社製ムーブメントが搭載されている。伝統的な時計作りにローマン・ゴティエが専門分野とする精密工学が融合して作られる時計は、強い個性を持ちながらも、手作業による細やかな装飾技術や、古典的な時計の仕組みを再解釈した設計も高い評価を得ている。
ベゼルとケースバックの間にはワンピース構造のケースバンドとラグが、サテンとポリッシュ仕上げを取り入れた幾何学的な造形であり、巧みに生み出されたフォルムの美しさを楽しむことができる。手巻き。24石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。Tiケース(直径41mm、厚さ9.55mm)。50m防水。世界限定28本。539万円(税込み)。
今回の新作は2011年にスタートした「フリーダムコレクション」の“本質は技術にあり、スタイルはカジュアルに、そして精神は自由に”という考えから誕生したものだと言えるだろう。時間や空間における真の継続と未来のビジョンを表し、ブランドにとって新しい領域を広げた。
この時計を製造している間、ローマンにとって常に明らかだったのは、ケースはムーブメントと調和すべきだということ、しかもそれは現代的で整っている必要があるということだった。さらに設計に際し、快適さや人間工学、素材の選択を十分に考え、その結果ケースはすべてグレード5チタンで作られた。ダイアルのベースにもグレード5のチタンが採用することでデザインに一貫性を与え、連続性と名付けられた意味が感じられる。
コンティニュアムの発表にあたり、ローマン・ゴティエは最初のモデルにグレード5のチタンを選んだ。繊細な赤のアクセント、色と質感の絶妙な選択の結果、これまでのブランドにないモダンなデザインに仕上がった。“Edition One”は世界限定28本で、ムーブメントブリッジには「1of28」と刻印が入る。
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いま欲しいのパーカ!? URL 2021年11月06日(土)11時33分 編集・削除
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